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Craole 『蔵織』 くらおり
〒951-8062 新潟市中央区西堀前通1番町700番地
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NHK連続テレビ小説「花子とアン」に登場している伯爵家の令嬢・葉山蓮子(仲間由紀恵)は柳原白蓮がモデルといわれています。 柳原白蓮の本名は宮崎燁子(みやざきあきこ)、旧姓:柳原燁子といい、 伯爵・柳原前光(さきみつ)が柳橋芸者(武家出の芸者、奥津りょう)に産ませた子どもです。 伯爵・柳原前光の妹が明治天皇の三番目の側室?(昭憲皇太后の女官)で、大正天皇の生みの親です。柳原前光は大正天皇の叔父で、柳原白蓮は『いとこ』ということになります。 美人芸妓・庄内屋シンは柳原白蓮の叔母に当たることになります。 柳原白蓮は柳原家に引き取られ、里子に出されたのち、6歳の時に柳原家に戻り、正妻初子に華族の娘としてしつけられます。
新潟にきた高級官僚は、公務が終われば夜はどんちゃん騒ぎです。デビューしたての美人芸妓・庄内屋シンに目をつけない訳はありません。 東京に戻っても前光のシンへの思いはつのり、恋文を沢山残しています。その中の『恋しきおシン殿へ』と書かれた恋文の日付は 明治20年(1887年、6月21日麻布郵便局~25日新潟郵便局)とあります。 その後、シンは東京の麻布に身請けされます。その時、シン15才、前光38才、柳原白蓮 3才です。 里子に出ていた白蓮は、6才で柳原家に戻ります。その時、シンは18才で前光は41才となります。 その後、44才で前光が亡くなり、居場所が無くなったシンはひまをもらって、新潟の庄内屋に戻ります。 44才で柳原前光が亡くなった時(1894年)はシンは21才、白蓮は9才です。 少なくとも、白蓮6~9才、シン18~21才の間は一つ屋根の下にいたことになります。 お妾さんとはいえ、年の近かったシンが白蓮の遊び相手になっていたことは間違いないでしょう。 その後、9才の白蓮は前光の弟が養子に入っていた北小路家(子爵)の養女となります。 実は、前光の弟が女中に産ませた男の子・資武(すけたけ)の妻になる条件の養子縁組でした。(なにか、ぐちゃぐちゃですね) もともと、柳原家の不始末で生を受けた二人です。無理やり二人を一緒にすること自体無理がありました。そんな生活の中、白蓮は資武の悪態で初めて自分の出生の秘密を知ります。 無理やり北小路家の嫁にさせられ15才で男の子を産みますが、いやな資武から逃れて20才で離婚します。
前光の死んだ後の柳原家は異母兄の義光が柳原家の家督を継ぎます。NHKでは白蓮(蓮子・仲間由紀恵)に金を渡して縁を切ろうとした兄です。 バツイチになった白蓮は東洋英和女学校に23才で編入学し、寄宿舎生活で村岡花子と出会うわけです。のち、九州の炭鉱王・伊藤伝右衛門と再婚し、いろいろあったのち、あっぱれなことに異母兄の義光を白蓮事件(大正10年)で吹き飛ばすことになります。 白蓮は里子時代と庄内屋シンの滞在期間の6才から9才までの間が楽しい時代だったのではないでしょうか。また、明治の時代とはいえ、前光の妾として東京に初めて住んだ庄内屋シン(15才~)の心細さに、まだ自身の生い立ちを知らない可愛い白蓮の姿はすこしの慰めとなったことでしょう。
by craole
| 2014-07-10 04:38
| 蔵織のこと
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