東京都国立市の画廊「岳」&ギャラリー・コロンで、「近藤幸夫・自然への畏敬II」を開催しています。
5/7(水)~16(金)
蔵織日本画塾の近藤先生は本名を駒形幸夫といい、新潟の美術に貢献した駒形十吉氏の奥さんが伯母さんにあたります。多摩美術大学の加山又造先生に師事し、日本画科を卒業後世界各地を回りニューヨーク時代を経て、晩年の加山先生をフォローしています。伯父である駒形十吉氏の義理の息子となったのが40代ですので、絵画の世界ではそれまでの近藤姓とし『近藤幸夫』と名乗っているそうです。
蔵織日本画塾では、日本画の中でも伝統的な薄塗り技法を習得しています。
伝統的技法は”世界”を知るための規範なのです。なんでもありの世の中になっていますが、伝統的技法は、せまい人間の了見を超えて、新しい世界の道筋を照らします。
日本画のにかわ、和紙、筆、胡粉(ごふん)、岩絵の具など、全てエコであり、近藤先生のささいな冗談の中にも深い意味があり、毎日が新しい発見です。