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Craole 『蔵織』 くらおり
〒951-8062 新潟市中央区西堀前通1番町700番地
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先日、蔵織で展示をやりたいという2人の青年(SさんとYさん)がやってきた。
プラモデル的な作品を飾りたいという。 フィギュアーですかと聞くと、そうではなく、ガンダムみたいなものですかと聞くとそうでもありませんという。 じゃぁ、創作プラモデルを作っているのですかというと、またまた、そうでもなく、 イラストレーター&モデラー作家の横山宏先生の超ファンで、彼の創案した『マシーネンクリーガー(Maschinen Krieger)』などを作っていると言った。 舌を噛みそうな『マシーネンクリーガー』とは初めて聞いた言葉だが、具体的にどんなものなのか? ナウシカのガンシップか飛行隊のような有機体戦闘ロボットか、と聞くと、近いけれども違うといって、携帯電話の画面を見せてくれた。 「陸戦GANS(ガンス)」や無人強襲偵察用二足歩行戦車「クレーテ」などは、タチコマをもっとアナログ的にし、スターウォーズのAT-AT(All Terrain Armored Transport・全地形装甲トランスポート)をもっと丸みをつけたような感じだ。 蔵織の和風空間にそれらの作品を合体させたいというわけだ。なんとなく少しわかりかけてきた。 それでも『マシーネンクリーガー』などという言葉は超マイナーな世界なのだろうと思っていたので、お盆に親戚がやってきたときに、『マシーネンクリーガー』など知らないだろうと自慢しようと思ったら、姪の旦那さんに『ああ、知ってますよ。横山宏でしょ』とあっさり言われてしまった。 こういのが好きなら、私の20代(1974年)の時の作品にも興味があるだろうと、見せてやったら、案の定食いついてきた。 『エイリアン(1979年)のギーガが参考にしたであろう インランド フィッシュ (1974年)だ』と言ったら、悪乗りしてYさんが『これを立体にしたい?!』と、嘘でも嬉しいことを言ってくれたので、 つい、11月上旬の開催にOKしてしまった。 さらに、蔵織での『からくり展』(2010年5月)の話になったらSさんが食いついてきた。蔵織の蔵の床を動きまわった、現存稼動する日本最古の『蟹の盃台』(江戸時代、銅製、漆塗り)を見せたらSさんは卒倒するだろう。(盃を持ち上げると止まり、飲んだ盃を置くとまた動き出す) 戦闘模型ではないが、日本伝統の『マシーネン カラクリーガー』だ。 マシーネンクリーガーも石油製品の塗料ではなく、エコな漆を塗るべきだ。 プラスチック・モデルを『プラモ』と呼ぶなら、漆を塗ったものは『ウルモ』と呼んで、日本伝統文化の漆をマシーネンクリーガーに再生してほしいものだ。 マシーネンクリーガー(Maschinen Krieger)横山宏HP インランド フィッシュ •北前船のおくりものー① からくり人形 ■ 新潟は「からくりの北限」? ギャラリーフェイクに載っていた、江戸からくりの「蟹の盃台」 「 湊新潟・江戸からくり夢工房 」展(蔵織・裏ブログ『侘び、寂び、萌え、切れ』) 越後大郷からくり館
by craole
| 2011-08-15 15:31
| 蔵織展示のこと
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